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おじさんはその後三つ子のなんか得体の知れない技術で治してもらえました [会話文]

「…………」
「?」
「……?」
「うーうー?」
「お前に近付くと俺の中から声がするんだが、お前、なんかしたか?」
「うっうー、うー、うー、うっうー」
「……さっぱどわかんね」
「骨に細工をされた……、せいかくには、かんせんしちゃった……」
「俺に解る様にペーストになるまで噛み砕いてくれ」
「うーん……そう、骨をいしょくされてすげ替えられた、その子の骨をくっつけられたのよ」
「え?」
「そのこの骨が入ってるから、そのこが鳴らしたい時に鳴らせるの、お解かり……?」
「うっうー☆」
「お前等、それ使い方違ったら世界ブッ飛び級の超技術だとか、わかってるの? ねぇ」
「ちーのお腹には赤ちゃんがいる……」
「それとこれとは大分違うぞ……ってか、そっちも世界ブッ飛び級だよな……」
「じゃあ、ゆういぎな使い方って……なに?」
「今回のだったら、例えば」
「あ、まって、やっぱり言わないで……無駄……」
「無駄か」
「そう、ちー達はすきな人の為にしかいきもできないの……だから、無駄」
「うー!」
「そりゃー……おい、こっから人外が広がるとかそういうのは?」
「無いよ、同化するの、同化してとれなくなる……」
「鳴るか?」
「ぱきぱき、可愛い」
「動機は」
「いたずら」
「お菓子は」
「もらった」
「動機は」
「いたずら」
「鳴る前に泣く、俺が泣く」
「おじさんは好きな人以外の人を好きになれる?」
「それ、大分色々は破綻してるぞ」
「でも、感情では理解出来てる」
「……ああ」
「うっうー♪」
「いや、お前はこれ治してくれ、喧しいから」
「それも無理、だいすきな人を虐めるぎじゅつだから、なおすのはないの」
「………………」
「それにだいいち、治すぎじゅつだっておじさんの言う、えたいのしれない感じなのよ?」
「うー」
「すっごくバキバキいって、こういしょうに手足が100本になっちゃったりする……」
「それマジか?」
「何時だってわたしは本気」
「…………」
「泣いたら?」
「しくしく」
「かわいい……」
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