木っ端会話文：カイワレ大根の日ですよ。

「なんだこれは」
「見ての通りのカイワレ大根デース」
「刈り取られたカイワレ大根ならまだしも、此処にあるのはスポンジから根を伸ばした、現在進行形で伸び伸び育つカイワレ大根に見えるんだが」

「素材の鮮度そのまま、これは自然のデリシャスキッツィン！
　ウー……ジャパニーズ、生け作りデース」

「解った、お前の考えは良く解った……だが頼むから火の通った物を頼む」
「オウノッ！　ソンナッ、ミーは必死になって作ったのにデース！　ありとあらゆる方法、場所、水量をこの日の為に計算し、最上級のカイワレを作ったノーニ！！」

「いやこれ、台所用スポンジだよな？」
「オジサンの頭に植えたカイワレは何故か育ちまセーン」

「育ってたまるか」

「兎に角、酷いデース、オーロロロ！　オーロロロロロロロロ！！」
「……焼きうどん、食べるか？」

「ウ、ホントデースか？　嘘じゃないならくださいデース、お腹ぺこぺこデース！」
「じゃ、大人しくそこに座って待ってろ」
「おｋデース」




「美味しかったデース、ご愁傷様デース」
「…………一つ聞いていいか？」
「ウー…？」
「何がしたかったんだ、さっきの」

「最初は理解し会えない二人、仲良しの始まりは友情の殴り合い、喧嘩をすれば愛も深まる、互いを讃え合い河川敷に横たわり笑い合う、愛深まる二人は夕日に向って連れション、最後はケツノナカニションベン、それがジャパニーズ・アイ・ラブ・アイ、デースｖ」

「俺達は仲悪く無いだろ？」
「ハイ」
「なら無駄に弄らなくても良いだろ？」
「ウー……」
「それにそれは友情の作り方だ、愛情じゃない。それとも友情が良いのか？」
「せ、宣言撤回させて頂きマース、ユージョは嬉しいけど嬉しくないデース！」

「なら決まりだ、これからもよろしくな」
「ハーイｖ」

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