木っ端会話文.梅雨:カーフィングツリー的な……。 [小ネタ]
「あ、おはようございますっす……顔色悪いっすよ、大丈夫っすか……?」
「寧ろ、お前が大丈夫か?
全身根が這ってるぞ。明らかに吸われてるよな、その二人に養分」
「植物式で食べたいって言われたから、優しくしてあげたんすけどね。
大丈夫っすよー……樹木は苗床を殺す事はないっすから……」
「む、小父殿も腐ったから吸い放題と聞いていたというのに、ガセだとはガッカリなのだよ」
「根伸ばすな、根……? いや髪?
そんな事はどうでもいい、何処から流れたんだ、そんな話」
「ウチ」
「……そうか」
「あれ?
何か必要以上に吸われてる気がするんすけど、
自然物は他と共存しているから、安全なんすよね!?
ちょ! 何か指先の感覚消えてきたっす! 干からびてきた気がするっすよ!?」
「ぷぷーん、ぷーん、そもそもウチ自然物じゃないシ。
そんな事も解らないノ? それでも大人なノ?
二十歳じゃなかったら大人じゃないとか言い訳しちゃうノ?
ぷーん、ぷーん、その癖ニ『俺はもう子供じゃない!とか言っテ、
盗んだバイクで走り出しちゃうんだもんネ、ぷーん」
「なんだか……指先が……ミイラっぽく……意識が……あ………ぁぁあ……」
「さっ、小父殿は別の物から栄養摂ろうなのだよ。
人間とは不便な事に、他の生物との共生が下手だからねぇ」
「いや待て、あれは共生なのか?」
「だんだん気持ち良くなってくるから共生なのだよ」
「深く追求するの止めるわ」
「自然物じゃなくっても摂理は有るヨ、
それが他としちゃ明らかに不当だったリ、生態系その物を歪める物だったとしてもネ。
連日テレビでやってんじゃン、ワニガメ大発生とカ。
ぷぷーん、自分の興味にかまけて知識の探求を疎かにするなんて、死んでるも同じだネ」
「寧ろ、お前が大丈夫か?
全身根が這ってるぞ。明らかに吸われてるよな、その二人に養分」
「植物式で食べたいって言われたから、優しくしてあげたんすけどね。
大丈夫っすよー……樹木は苗床を殺す事はないっすから……」
「む、小父殿も腐ったから吸い放題と聞いていたというのに、ガセだとはガッカリなのだよ」
「根伸ばすな、根……? いや髪?
そんな事はどうでもいい、何処から流れたんだ、そんな話」
「ウチ」
「……そうか」
「あれ?
何か必要以上に吸われてる気がするんすけど、
自然物は他と共存しているから、安全なんすよね!?
ちょ! 何か指先の感覚消えてきたっす! 干からびてきた気がするっすよ!?」
「ぷぷーん、ぷーん、そもそもウチ自然物じゃないシ。
そんな事も解らないノ? それでも大人なノ?
二十歳じゃなかったら大人じゃないとか言い訳しちゃうノ?
ぷーん、ぷーん、その癖ニ『俺はもう子供じゃない!とか言っテ、
盗んだバイクで走り出しちゃうんだもんネ、ぷーん」
「なんだか……指先が……ミイラっぽく……意識が……あ………ぁぁあ……」
「さっ、小父殿は別の物から栄養摂ろうなのだよ。
人間とは不便な事に、他の生物との共生が下手だからねぇ」
「いや待て、あれは共生なのか?」
「だんだん気持ち良くなってくるから共生なのだよ」
「深く追求するの止めるわ」
「自然物じゃなくっても摂理は有るヨ、
それが他としちゃ明らかに不当だったリ、生態系その物を歪める物だったとしてもネ。
連日テレビでやってんじゃン、ワニガメ大発生とカ。
ぷぷーん、自分の興味にかまけて知識の探求を疎かにするなんて、死んでるも同じだネ」
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