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Interstice news flash ① [小ネタ]


リヴリー達が食べている虫の中には、何やら現実離れした外見の虫も多い。
その中で異彩を放つのは、レベル上げのお供として、あらゆるリヴを真っ黒に染め上げた『クロムシ』だろう。
拡大して見れば解る通り、まるで子供のラクガキの様な姿形に、何より首輪、明らかに人工物としか思えない首輪を付けている。

そこで、筆者が独自のルートで調べ上げた、クロムシ達の真実をお届けしよう。

彼らは元々、リヴリーアイランドの管理局で、昆虫のDNAを解析し、それを別データで擬えて作られた、リアルワールトに存在する昆虫に良く似た全く別の物である。
これが彼らをパクパクと食べても、我々が大して満腹にならない理由である。
彼らは他、既存の昆虫を元に作られた遺伝子組み替え昆虫と違い、元が完全なデータのため、必要最低限の実体化データしか持ち合わせていない。
その上、既存の生物から新たな物を付け加え、切り離しをすればそれなりにデータを喰う上、生物としての実体化データには食物としては無駄なデータが多すぎる。
噛み砕いた言い方をするなら、彼らクロムシは余分な物を最初から無視する事によって容量を軽くする事に成功したのである。

そして、次に気になるのは、あの首輪である。
首輪と言えば、連想するのは『服従』実はあの首輪には、壮絶な裏話があるのだ。

彼らは、管理局内にある精製場で、我々リヴリーと同じくフラスコの中で作られる、我々と一点違う所なら一つのフラスコにつき、100~150は生まれる事だろうか。
生まれたばかりの時、クロムシには首輪が無い、彼らクロムシは他の虫と違い、直ぐには出荷されずに、管理局により用意された特別な養成方法によって『教育』を施される。
何ゆえそんな行為をするのかと言うと、それは至極簡単、満腹度2%という小容量の中に通常の経験値を叩き込むのである。
『教育』は主に、リヴリーへの奉仕を叩き込む仕組みであり、我々はメンテ中に管理局の誰が何をしているか解るだろうか、否、まだ首輪の無いクロムシは『教育』を受けながら、リヴリーの為にとアイランド全般の雑用を勤める。
そして、ある一定の期間、規定に適ったクロムシは、晴れて首輪を受け取り、出荷され、愛しいリヴリー達の食卓へ並べられるのである。
彼らを哀れんではいけない、彼らは元より我が身が愛しい主人、リヴリーに使えることを至情の喜びとして、常に黒子としてアイランドを支える、そんな彼らにとっては、主人の血肉になる事を最も光栄な事なのだから。

そして、彼らの黒という色は、華やかな表舞台で無く、あえて黒子に徹する事を選んだ彼らの覚悟が滲んだ結果なのである。


これを見ている紳士淑女の皆様は、自らの身を投げ打つクロムシ達の生き様に敬意を表して、次に食べるクロムシは良く味わって貰いたい。






黄「って、考えたんだけど、如何かな♪」

蟲「病院行け」

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定晴

琶琉「うわぁぁぁぁん!!ごめんよクロムシさんっ!僕いままでずっとクロアリ食べてたよぉぉぉぉ!!」
ベネチア「・・・あはは(帽子な人」
夜叉丸「琶琉さん、GLLの餌はちょっと・・・」
何やら複雑な人が二名(
というかそれにしても良い事を考えますねぇ
・・・教育ですか教育ですかっ(やけに反応するな
by 定晴 (2008-09-03 15:28) 

usaginoshippo

ク、クロムシイイイーーー!!!
な、なんかすごい!!道徳の授業みたい!!
これからは、クロムシさんを味わって食べるよおお!!!
これぞ、教育だね!!
by usaginoshippo (2008-09-03 17:31) 

suzumusi

あああ・・・!!w
島で話してましたねwww
by suzumusi (2008-09-03 21:11) 

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