覚めないから悪夢っていうんだよ

この虫と私は知り合いだった。
河川敷に何か蠢いている物があるのを見つけたら、中に妙な色の昆虫がいて、昔っからどうしても他人との交流を上手く取れなく、昆虫ばかり愛でて暮らしていた自分が、これを無視して捨てるなんて出来なかった。捨てる、そうだ、この昆虫は独りぼっち、私と同じ。
薄いすべらかな人間の赤ん坊の様な肌、ゴム鞠を握り潰した様な声を上げるこれ、私は日々を共にする内に醜い姿に愛着を覚え、愛犬の様に可愛がった。
ある時、この昆虫は姿を消してしまった、扉は閉まっていたというのに、どれだけ探しても結局見つからず、一年以上が経過した後、私は再び、『彼』になった昆虫と出会う。
得体の知れない外見は、あの時の昆虫だったのだと直ぐに解った。
私の脳裏に感傷が過ぎったと同時に、『彼』は私の喉を食い破り、とどめを確認しない内からはらわたを啜り始める。

これだ、貪り喰われる私という風景、これこそが昆虫だ。
無慈悲、機械的、どの形容詞も似つかわしくない程の、冷たさ。
魂を持たない完璧な存在。

コチラはてぃるぱちょさんに描いて頂きました！

おぉぉぉぉおおおぉぉぉおぉぉぉぉ、お、お、おてぃる、ありがとう！！！
見て下さいよ、見まくってくださいよ、今私すげぇ嬉しくて惚気たい気分なんですから。
あーもーなによこれー、なんでねとねとしちゃってるのよー、あんまりねとねとしちゃってるから触りたくなってくるじゃないのよー、きっとブヨブヨしてんだぜ、この虫野郎！←
背中が描きたかったと言われましたが、かく言う私はこの背中にエロスを感じる。
昔から異形にエロスを感じることはあったんだけど、なんか、手足が美しい。見よ、眼鏡っ子ですよw
ネトネト、っていうか、ぬめぬめっていうか、蛇口捻ったらドロッと出てきそう（
よく見たらお尻まるだしー、というね、この手足に抱き締められて大怪我したいです！
久しぶりに短文書いたら、あんまりええもん見た所為で長くなっちゃったじゃないのよ、ばかんばかんw
神扱いするのはありきたりなんで、仏扱いするよ、具体的にはおてぃるの為に苦行でも積むよ（（
このイラスト見てから小さい廃棄飼う妄想が止まらない、小さくてうねうね動いてて、触ってみたらびっくり指が食べられちゃった☆　みたいな？w

本当に有難う御座いました、ありがたーく立ち絵に使わせて頂きます。

コメント 1

仏扱いは死んでるｗｗｗｗｗｗｗ
手足とか何通りか解釈の次第があったから、違ったらどうしようとか思ってたんだよね。とりあえず今回はこれはこれでということでお願いします（
また声かけてくれれば喜んでいつでも描く|・ω・）ﾉ
修正部分は要指摘で←
ともかく、受け取ってくれてありがとうなんだぜ(´∀｀ )
by てぃるぱちょ (2009-12-13 06:27)